Apple Silicon Macでx86Linuxを動かす

Apple Silicon MacでUTM(https://mac.getutm.app)を使って、AlmaLinux/Rocky Linuxをインストールする方法を記録する。

インストールする目的は、インストールすることではなく、Linuxディストリビューションを動かす、動かせる環境を作ることである。Rosetta 2を使って、VirtualBoxをインストールして、Linuxディストリビューションが動かずに、喜ぶ記録ではない。

UTMのインストール

brew install utm

Brewのインストールを前提とする。

UTMの操作

マシン作成後、マシンを編集

  • システムのCPUをデフォルトからx86のCPUに変更
    • 例えばIntelのSkylakeなどを選択する
    • Intel Core Processor (Skylake, IBRS, no TSX) [IBRS, XSAVES, no TSX] (Skylake-Client-v4)
  • ディスプレイの設定
    • 仮想ディスプレイカードに、VGAを選択する(他のもので動作するかは検証していない)

ブートに必要なメディアの接続は省略する。

実用的か

実用的かを考えると、速度面で実用的ではないと感じられた。どうしても必要なときには使える程度である。

Arm、x86で動かす動機

ググるとArmでLinuxディストリビューションを動かす記事が出てくる。目的に沿ってアーキテクチャを選ぶべきである(何でもそう)。

VirtualBox

VirtuaBoxも試した。下の参考ページにて、たしかにApple Silicon MacVirtualBoxをインストールすることはできる。しかし、自分が試した限り、Intel Mac同様に、VMは起動できないようである。必要な手順が書かれていないため、手順が足りないかどうか確認できない(21 April, 2024)。 VirtualBoxをインストールことする自体に、自分の視点からでは、価値が見いだせなかったため、VirtualBoxは使用せず、UTMを使用している。

VMマシンを動作させないで、VirtualBoxをインストールすること自体が、どこかで一定数需要があるのかもしれない。

Ref.

github.com